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2013/11/23

【イラン/タブリーズ】人がやさしすぎる国

「旅人に富を分かち与え、相互に助け合うべき」というコーランの教えによるものなのだろうか。
イランについて2日目。
私たちは早くも、イラン人のやさしさの渦の中にいた。

ヒジャブを着けた女性の姿はやはり新鮮。
この町行く人々とひとたび関われば、受けとめられないほどのやさしさが次から次へと降ってくる。

私たちがタブリーズに立ち寄ったのは、世界遺産にも登録されている
「中東最古のバザール」を見てみたかったから。

タブリーズの中心に位置するバザールは現在も現役。
アーケード内には7,000を超える店が立ち並び、
香辛料、金、服、ペルシャ絨毯、食器…と、どこまでも続いている。

屋根の形状が美しいバザール内。
物と人、目に飛び込んできる情報量の多さに頭がクラクラしてくる。

ちょっと疲れたなと思い、立ち止まると
「どうした?」「私にできることはないか」「何でも聞いてくれ」と
見知らぬおじさんたちから、次から々へと声がかかる。

何なんだろうか。この過剰なほどの親切心は。

豆とか。

立派な豚足。

2階建てになっているバザールも。とにかく広くて迷ってしまう。

バザールには、モスクや神学校も併設されている。ブルーのタイル装飾がきれい。

ここでも声をかけてきてくれた男性が。だいぶ立ち話をした後、ハリーポッターに似ているという弟を紹介してくれた。ハリーポッターよりハンサムだった。

お腹がすいたのでアーケードから一旦出て、人が集まっていた屋台へ。


つぶしたゆで卵とじゃがいもを薄いナンで包んで食べる。20,000リアル=約80円。

屋台のご飯だけではお腹いっぱいにならなかったので近くの食堂に入ると
またしても、隣あわせた家族が声をかけてきた。
どうやら「今夜いっしょにご飯をたべないか」と言っているようだ。

……なぜ!? たまたま会っただけなのに?
「私の息子が昔日本で働いていて日本人には世話になった。だから恩返しがしたいのだ」とおばあさん。
何度も熱心に誘ってきてくれる。
なんと…!? 他人からの見返りのない強い愛情を全身にあび、何かこう息が苦しくなってきた。
だって、私から返せるものは限られているから。

食堂のメニュー。わかるきっかけが一箇所もない…。

よくわからないまま頼むとスープがきた。

結局、私たちは夜、再び家族と会う約束をして別れた。
そして、とぉーーーーーってもお世話になるのだった。
Thanks! ベヘナム!アレーズ!!

夜20時。ホテルまで車で迎えにきてもらい、おしゃれなお店でおいしいイラン料理を堪能。
おいしい!イランでは食事も人も床に座って食べるのが伝統スタイル。

巨大ナンに驚く私たちと、その様子をみて笑う家族。

※ 一緒に撮った素敵な写真もあるのだが、ここはイスラムの国。掲載するのは控えます。

私たちが一緒に食事をしたのは、パソコン販売店を営む知的な男ベヘナムと
やさしく好奇心旺盛な奥さんのアレーズ、それから、昼に私たちを熱心に誘ってくれたおばあさん。
当然、2人どちらかのお母さんだと思っていたのだが、実は友人のお母さんだという。

おばあさんの息子は、かつて日本に、そして今はペルー在住。
私たちが世界を旅しているというと、すぐに国際電話をかけ
「いつか2人がペルーに行ったときにはよろしくね」と伝えてくれた。

そして、食事の後は、家に来てお茶を飲まないかとのお誘い。
「でも明日はお仕事でしょ?もう遅いし」というと
「そんなことは気にしなくていいよ!」とひたすらにもてなしてくれる。

「家に娘がいるから会っていってよ!」というが時刻は23時をまわっている。
寝ていた娘さんをむりやり抱きかかえてきて一緒に写真を撮ろうという。
泣きじゃくる娘…。ひぃーー、なんかごめんなさい!!

豪華なお宅で大きなザクロやお茶をごちそうになる。

ここまででもお世話になりすぎて息苦しいほどなのに、
まだ何か私たちのために何かしたい、というオーラ満載の夫妻とおばあさん。

アレーズが私に、スカーフとノートを思い出にとくれると、
今度はベヘナムが家の中を見渡し、テレビの横にあった置物を夫へ渡そうとする。
おばあさんは「温かい服は持っているのか? 私の家によって、コートを持っていきなさい」と言う──。

もう本当にこの感じはどう表現したらいいのだろうか。
今日、たまたまレストランで会っただけなのに…。このやさしさ、温かさ、心配そうなまなざし──。
私はもう胸いっぱいで、溺れ死にそう。

ベヘナム家族に安宿に送り届けてもらったのは深夜1時過ぎ。
すると、安宿のおじさんは、「お前らが帰ってこないから(心配で)で眠れなかった……」。
この国家ぐるみの愛情は、もはやプレッシャー!!

これが、イランに着いた次の日、たった1日の出来事。
イランの人々のやさしさの嵐、まだまだこの後も続きます。


※ 圧倒的に良い人の多いイランですが、睡眠薬強盗など事件につながることもあるのでくれぐれも気をつけてください。私たちもかなり警戒して旅していました。
※ 私たちは夫婦で行動しているのでやな思いをすることは一度もありませんでしたが、女性の1人旅ではひどいセクハラもあるそうです。くれぐれも気をつけてよい旅を。


■イラン/タブリーズ 安宿情報

HOTEL RAMSAR ホテル ラムサール
TEL:5512097

・ダブルで510,000リアル=約2,040円
 私たちが行ったときはダブルがいっぱいだったため4ベッドある超広い部屋に同費用で宿泊
・プライベートバス&トイレ(ホットシャワー)、タオル、スチーム暖房
・おじさんばかりのスタッフはニコニコしていて親切
・ゴレスターン広場からエマーム・ホメイニーとおりを東へ約200メートル
 『歩き方』に載っているSepid Hotelと同じ通り沿い




ホテルカード

2013/11/22

【アルメニア/ ゴリス・カパン・メグリ・アガラク〜イラン/ジョルファー・タブリーズ】アルメニアからイラン、陸路国境越え情報〜逆ヒッチハイクがある国へ〜

読めない文字。濃い顔。これがまさにイランの町だ

何度も振られて、ビザも1週間かかって(トルコで取るイランビザ詳細はここ)、やっと目の前に見えてきた。思い焦がれた国・イランだ。

アルメニアの首都・エレヴァンからイランのタブリーズ・テヘラン行きのバスが24時間・80ドル〜100ドルぐらいであると聞いていた。

だが、僕らはゴリスに寄り道をしてしまったので、バスを乗り継いで行かなければならない。


カパン行きマルシュルートカを見送ってくれたおじさん

ゴリスの町の端からカパン行きのマルシュルートカ(乗り合いバン)が出る。
※以下の写真手書き地図参照


左上が手書き地図。こんなメモを元にブログを書いています。他にもバスの時刻、値段も載せておきます。値段はふたり分なので、ひとりの場合は半額です

ゴリスを12:00に出た乗り合いバンは13:30にカパンに着いた。
(料金ひとり1500ドラム=375円)

険しい山道を登って行く。途中にはエンコした車も……

次のメグリ(国境前の町)行き(国境自体はアガラクというところで下りる)は15:30だというので、昼ご飯を食べ、市場見学をし時間をつぶした。

昼ご飯はピロシキとケバブラップサンド。なかなか美味

この車で国境まで行く。こういう国の乗り合いバンにしては意外にキレイ

カパンーメグリ。この間の道がまさに絶景。曇り空の雪山を登って行くと、雲の上に。そこは快晴と雪の世界。カパン15:00発-メグリ17:30着(2000ドラム=500円)

雲の上に入ると急に視界が開ける。旅でしか出会えない素晴らしい瞬間

カパンからの乗り合いバンでは運転手に「イランボーダー」と言っておけば国境近く(アガラク)で下ろしてくれる。

アルメニア側の国境。ここで下ろされる。夕暮れが迫り焦る

奥に見えるのがイランのイミグレ。嫁はそろそろ髪を隠さなければ

イラン側国境の手続きは、荷物チェックもなく、ビザを見せたらすぐに通り抜けられた。地元民は数人いたが、他に旅行者はいなかった。

イラン側のイミグレを抜けたところに両替所があり僕らは残ったドラムをイランリアルに変えた。レートは公定レートではなく、実勢レートでかなりまとも。

※両替 15000ドラム=3750円が1110000リアル 1リアル=0.00318円

イランイミグレを抜けたところ。この前にタクシーが何台か止まっている

イラン国境からのタクシーがなかなか強敵だ。粘ったのだが、なかなか値段を下げてくれない。こちらとしては他に選択肢がないので、ある程度で折れるしかない。

本当はタブリーズ(車で3時間)まで行きたいのだが、その手前のジョルファー(車で1時間)まで行くことにした。

これが1時間走って300,000リアル(1140円)。

ジョルファーでは、タクシーが何台も寄ってきたので、値段交渉ができてタブリーズまで2時間走って200,000リアル(760円)。



ジョルファーの真ん中の交差点(広場)。ここで下ろされるとタクシードライバーが集まってくる

国境からタブリーズまでのタクシーが25ドル(2500円)かかったという人もいるので、国境ータブリーズ間が19ドルなら合格ラインか。

ところがタブリーズまでのタクシーから下ろされたのが、幹線道路のど真ん中。周りの人に聞くと、ここから町の真ん中まではまだ4キロ以上あるという。

途方に暮れ、タクシーを探していると、普通の車が止まってくれた。

これがイラン名物“逆ヒッチハイク”である。すれ違う旅人からイランでは、困っていると誰かが助けてくれると聞いていたが、いきなり出くわしたのだ。

英語の話せない男の子とお母さんが、誰かに電話をしてくれて町の真ん中まで乗せて行ってくれた。しかも、中級ホテルに連れて行ってくれ、そこで安宿まで聞いてくれたのだ。

国境の値段交渉で感じたイラン人への不信感が一気に吹き飛んだ。

しかし、これはまだまだイラン人の親切さ序章なのである。


2013/11/20

【アルメニア/ ゴリス】 裏山が絶景!! 通り過ぎるには惜しい町

なるべくならばひとつの国で、ふたつの都市を回りたい。そうでないと本当のその国らしさが見えてこない。

そんな曖昧な自分ルールに従ってアルメニアふたつ目の都市・ゴリスを目指す。


奇岩に囲まれ霧に煙る町・ゴリス。気温は0度ぐらい

ゴリスはエレバンのキリキアバスターミナルから約4時間(ひとり5000ドラム=1250円)。僕らは朝10:30のマルシェルートカ(乗り合いバス)に乗り、14:30に着いた。

バスは満員になったら発車する方式で、それほど頻発してなさそうなので、もう少し早めに乗り場に行った方が良さげだった。


乗り込んだマルシェルートカ。少しボッてくるので、宿などで事前に目安の値段を聞いた方がいい

この辺の国でよくあるのだが、またもや下ろされた地点がただの空き地。そこにスルスルとボロい車が近づいて来た。きっとタクシーなのだろう。

窓を開けたドライバーのおっちゃんに、言葉が通じないまま、唯一知っている安宿の名前を連呼する。

「LYOVA&SONS B&B (に連れて行って……)」

1000ドラム(250円)で交渉が成立。車内でにこやかに「どこから来た?」と言っているであろうおっちゃんはとてもいい人っぽい。


 実は宿の場所を知らないらしく、街中で人に聞きまくってくれたドライバーのおっちゃん

 別れ際にはキスをしてくれたが、本気で嫌がる嫁(笑)

宿の前に着いたが、中から全く反応がない。そこでもドライバーのおっちゃんはズケズケと家に入って行き叫ぶ。すると、宿の人が出てきてくれた。

この日本の田舎のような対応で、ゴリスの平和さが分かる。

宿のおばちゃんも英語が通じないがアルメニア語とフランス語で歓迎の意を表明してくれる。冷たい雨が降りしきる寒さの中、ヒーターの暖かみが身にしみる。ありがたい。

嬉しいことにこの宿にはキッチンが付いている。しかも今日は嫁の誕生日。貴重な日本食材であるカレーを作ることにした。

町の肉屋。斧ですね肉を骨ごと切ってくれる

日本カレーに白ご飯。美味しくないわけがない! 樽型のキリキアビールも味は薄いがなかなかうまい

思わず涙がこぼれそうな表情。確かにこの旅の中でも忘れられない味だった

次の日は宿の裏にあるボコボコとした山(オールドゴリス)をウロウロとする。


雪の残った道を少し登ると町と岩山が見わたせる

自然が作った不思議な造形を眺めていると飽きない

高地だからかすぐに霧がかかってしまう。霧が一瞬晴れたら、そこには墓地があった

おじいちゃんと早死にした孫であろうか……。ドラマに思いを馳せる

僕は寒さに弱いので全力で着込んだ(モモヒキ付き)が、外にいるのは1時間が限界

ゴリスには崖の上に建つ有名なタテヴ修道院があるらしいのだが、霧が晴れていないとよく見えないらしい。残念ながら2泊の滞在中はずっと霧と雨。またタクシーだと往復15000~20000ドラム(3650~5000円)と言われたのであきらめることにした。

それでも町の裏にある絶景とのんびりとした雰囲気は訪れる価値がある。アルメニアからイランに抜けるルートではぜひとも立ち寄りたい町だ。

■アルメニア/ゴリス安宿(民家)情報



名前:LYOVA&SONS B&B(レヨバ&サンズ ビーアンドビー)
住所:7 Makichi str,Goris 3201
Tel:
・ダブルルーム・ホットシャワー(ぬるい。寒くて断念)、トイレ共同・wifiあり・キッチンあり、朝ごはん付き、ウオッカは多分飲み放題
・予約なしの飛び込み。4部屋(ダブル、トリプルなど)あって、どこでもドミのひとり5000ドラム(1250円)。だれもいなかったので、僕らはダブルの部屋を使った
・バスターミナル?(ゴリスから下ろされる地点)からはタクシーで1000ドラム(250円)。宿から町の中心までは徒歩5分ほど。
・バスターミナル?(ゴリスから下ろされる地点)とは別にイラン方面に行くマルシェルートカは町外れから出る(おばちゃんと町の人が教えてくれる)詳しくは次回のアルメニアーイラン国境越えに記載
・おばちゃんは英語が通じないがとても優しい
・おじちゃんが朝食を用意してくれる。パン、ソーセージ、ゆで卵、チーズ、ぶどう、紅茶、クッキーなど豪華
・紅茶も飲み放題なので、ウオッカと砂糖を入れて飲むとおいしい!

2013/11/16

【アルメニア/エレバン】「アルメニア共和国」という国を知っていますか?

恥ずかしながら…、私はまったく知らなかった。
ほんと日本を出て以降、知らないことが多すぎて、私自身にはかなりがっかりさせられている。

「もっと勉強してくればよかった」と後悔しつつも、
「今から勉強したらいいか」と思うと、これからの人生が楽しくなる。
「年齢によって、自分の興味や行動を制限する必要はない」というのは、この旅に出て心の底から感じたことのひとつだ。

で──、アルメニアである。
場所は、西アジア。黒海とカスピ海に挟まれたコーカサスに位置する。
イワシがおいしかった(←うっとり)トルコの西、ワインを飲みまくれる(←遠慮なく)グルジアの南。



1991年にソ連から独立。
ソ連邦解体の混乱に加え、隣国のアゼルバイジャン、トルコとの度重なる紛争…と、かなり苦労している。
世界で一番はじめにキリスト教を国教と定め、グルジア同様ワインが有名。
そういった国です。

私たちは、そういったアルメニア共和国の首都「エレバン」へ、寝台列車で向かった。

グルジア・トビリシからアルメニア・エレバンまで列車で約10時間の国境超え。
カーテンで仕切られた個室風。横になれるのでかなり快適。
※ 列車情報、国境超え情報は下記参照

早朝6:55エレバン着。
ロシアを思わせる巨大で無機質な団地道を目的のホステルまで歩く。
※ 宿情報は下記参照

エレバンに着いて一番最初に向かったのは、死者数100万とも150万ともいわれている「アルメニア人虐殺博物館」。

19世紀末と20世紀初頭、オスマン(トルコ)帝国の少数民族であったアルメニア人の多くが、
強制移住、虐殺された事件の写真や資料が展示されている場所だ。
オスマン帝国の後継国家であるトルコ政府は、その計画性や組織性を認めておらず、
現在に至るまで解決できない複雑な歴史問題となっているそうだ。
詳しくはwikiで

アルメニア大虐殺記念碑。
あたりは重い静けさに包まれ、人々の悲しみや怒りの感情が渦巻いているように感じる。
(そう思わずにはいられない悲愴的なBGMが流れている)

記念碑の中央。絶えず火が燃え、花がたむけられている。

アルメニア人虐殺博物館。当時の記録を目の前に、胸が苦しくなる。

街へ戻ると一変、意外にも都会的な店が並んでいる。

一緒に写真を撮ろうと声をかけてきた青年たち。
アルメニアの若い男性の中では、革ジャン+ジーパンスタイルが流行りだった。

大規模な蚤の市が開かれていた。

使い古された医療器具が売られていた。たくさん…。

洋服選びに興じる女たち。

日がな、チェスに興じる男たち。

私の戦利品。手作り人形約100円。コースターはおまけでもらった。
日本に帰ったらトイレか玄関にかざる予定。

また、エレバンは芸術の街でもあるらしい。
国立オペラ・バレエ劇場へ行ってみると、後ろの席なら1人500円でバレエ鑑賞ができる。
アートでスノッヴな私たち夫婦は、もちろん見にいった。

ジャンプしてトンッと下りるところがかっこいい!

貧乏パッカーでも芸術にふれることができる。

「食」では、気軽に食べられるような店があまりなく(ファーストフードはたくさんあるが)
主に自炊をして過ごした。
地元ではザリガニが有名らしく、スーパーでも買うことができたので食べてみた。

味は「エビ」のようで美味。
ホステルにいたイラン人がザリガニに興奮し、ミニカーのようにして遊んでいた。

唯一の外食は、日本食レストラン「wasabi」。
※ 個々の値段は失念したが、うな丼、カツ丼、ビール2本で6,700ドラム=約1675円
  ほかのメニューは超高価だが、丼ものだけはなかなかのお手ごろ価格だった 。っが!

うなぎの量が控えめすぎるうな丼。

間違っているカツ丼。とんかつの上に、玉ねぎをとじた卵焼きがのっている。
材料はあってるのに、おしいっ!!
味は、とんかつの上に卵焼きがのっている、そのままの味。

世界で最初にキリスト教を受容した国(301年)だけあって、街のあちこちで見られる教会もかっこいい。

何があるのだろうとやってきたアルメニアの首都エレバンだったが、気がつくと5泊6日の滞在に。
メイクばっちりの美人も多く、見飽きないし、なかなか居心地もいい。
またひとつ賢くなって、次の街へ移動したいと思う。

■グルジア・トビリシ→アルメニア・エレヴァン 移動情報

・夜行列車チケット 55ラリ=約3,300円 トビリシ駅の窓口で購入
・20:20 トビリシ発
 22:20 グルジア出国審査
 00:00 アルメニア入国審査
 06:55 エレバン着
・出入国審査は、ホームにある部屋で約10~20分ですんなり終了
 時間になると、列車の係りの人が呼びにきてくれた
(フカフカの帽子をかぶった軍人が警備していて「おしゃべりするな」「早く行け」みたいなピリピリ感はある)
・アルメニアアライバルビザ 20ドル

■アルメニア/エレバン 安宿情報

HostelYerevan ホステル エレバン
URL www.hostelinyerevan.com
・ドミトリー 1ベット4,500ドラム=約1,125円
・1部屋6ベッドで男女にわかれていたが、後半人が増えてきたら男女むちゃくちゃになっていた
・部屋やシャワーなど清潔に保たれている
・毎日手作り朝食付きでうれしい
・レセプションは英語が通じる&親切
・共用キッチンあり
・エレバンと言えば格安のリダの家が有名だが暖房なしと聞いてこちらへ。結果、この時期はそれで正解だったと思う

■アルメニア/エレバン 観光情報&行き方

◆アルメニア人虐殺博物館 ジェノサイド・ミュージアム
・博物館は無料
・マルシュルートカNo.33(100ドラム=約25円)で博物館最寄りまでいける
 行きはNo.33がなかなか来なかったので、街の人に聞いてNo.46に乗り、その後丘の道を20~30分さ迷ってたどり着いた

エチミアジン修道院
・アルメニア正教の総本山。エレバンの西約20キロ
・まずマルシュルートカNo.99でバスターミナルまで向かう(100ドラム=約25円)
 203番の乗り合いバンに乗り約40分(500ドラム=約125円 ※250ドラムくらいと聞いていたが頑なに500のまま聞く耳もたずだった)
 下りる場所は周りの人に聞けば確実に教えてもらえる
・修道院は工事中。博物館もたまたま閉まっていた…。エチミアジンの裏にある教会に行くと地下まで入れてくれて楽しかった。牧師のおじさんが「こんにちは、美人ですね」と口説いてくる(相当不謹慎な人だと思うが悪い気はしない)