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2013/05/14

【インド/バラナシ3】インドカレーとエセ日本食


旅の楽しみに欠かせないのが「食べ物」である。
気がつくと1日中「次は何食べようか」と考えているから驚くが、これも健康な証拠。
少しでも体調を崩すと途端に食欲がなくなる。
特にカレーが食べられなくなる、というか、想像するのもつらくなる。
重要な健康バロメーターだ。

周知の通り、インドの食事は「カレー」である。
もちろん素材によって味が違ったりはするのだが、
我々日本人の舌からしたらマサラ味が必ず入っている時点で「カレー」になってしまう。

おいしい。おいしいのだけれど、毎食となると本当につらい。

あぁ、味噌汁、煮物、かつお、おにぎり、まぐろのにぎり鮨……
出汁、出汁の味ぃ……
と、どうしようもない妄想だけが広がるので、早めに封印しなければいけない。

バラナシのような観光地には、ありがたいことに旅行者向けのレストランも少なくない。
うまく利用しながら、カレーとの遭遇回数を調整し、
末永くカレーとお付き合いできるように工夫をしている。
(工夫している、などと格好つけて言うことではまったくないな…。まぁ、そうなのです)

どこで、何を、いくらで食べるか。
それは旅人にとって、重要な賭けでもある。
油断ならないのです、特にインドは!

「唐揚げライス」を頼んだら出てきた「チキンライス」。
ケチャップライスの中にタンドリーチキンが埋まっていた。
おいしかった。(でもこれ「Japanese Menu」じゃないよなぁ。インド味。)

避難食としてよく食べるピザ。
生地がぎっちぎちに固くて非常に食べ応えがある。

これは衝撃的だった「キムチチャーハン&とんかつ」。
真っ黒なとんかつの上には酢豚のたれみたいのがかかっていた。
だが意外にもやばかったのは「キムチチャーハン」。なんか…くさい…!?
鼻呼吸を止めて挑んだが、久しぶりに残してしまったメニューだった。

「辛ラーメン」オリジナル。
これは文句なしにおいしい。ホッとする。

「コロッケ定食」。おいしくてびっくりした。
サモサなどと作り方が似ているからかなぁ。

夫が大好きなチキン&チャパティ。
「めっちゃうまい」と食べていたが、この後体調を崩す…。
朝食の定番。トーストとオムレツ。
マサラ入りのケチャップもあるので油断禁物。

同じく朝食でよく頼む「バナナパンケーキ」。
ネパールから何度も食べているが、毎回期待を裏切られ、そしてまた頼んでしまう。
このときは贅沢に「チョコ付き」。
なんとゆーか。パンチ力がありました。

気に入って通っていた南インド料理屋「VSR CAFE」。
ターリー(カレー定食)50ルピー(約90円)。

インド人お勧めの店で食べたカレー。
パニール(チーズ)カレーと、トマトじゃがいもカレー、バターチャパティ、
ナッツ入りナン、バナナラッシーとかなり豪華。
しかしこの後、お腹の調整がおかしくなる…。

暑い中で飲む冷え冷えのコーラーは最高!

ひゃぁ~、お腹いっぱい。
ごちそうさまでした!!


*今まで日本食渇望症とはうまく付き合ってきた私ですが、
 ここ2週間ほど「まぐろの寿司が食べたい!食べたーい!」病だけが払拭できず夢に見る勢いです。
 どこかで食べられるかなぁ。あぁ、まぐろ。まぐろ、うまいよなぁ~じゅるじゅる。

2013/05/13

【インド/バラナシ2】雑多な路地裏をたった10歩

牛と人とか共存するバラナシの路地裏


犬とウンコが死ぬほど転がっている街、バラナシにいる。
ガンガー編に続き、今回は「街歩き編」。

バラナシで旅人が集まるのは、ガンガー西岸沿いの古い町。
狭い迷路のような路地には、観光客向けの土産物屋から、
礼拝のための道具屋、寺院、牛、猿、人……がひしめきあっている。

昼は45℃と猛暑のためで出歩く人も少ないが、
日の当たらない狭い路地は、比較的歩きやすい。

フラフラ歩いていると、とても流暢な日本語で
「ハガキいらない? マリファナいる?」
「私の店、シルクやお茶、何でもある。見てくだけ。別に買わなくてもいいから」など
油断ならない人々が現れる。

私たちも相当ウロウロしていたが、彼らのウロウロ具合も半端なく、
「また会ったね、覚えてる?」
「水買ってるとき話かけたら、お前“うるさい”って言ったじゃん」
など、絶妙に人をイラッとさせてくる。
何なんだろうなぁ……、暇なんだろうなぁ……。

だが実際、こういった輩はほんの一部。
町行く人はどちらかと言えばシャイで、かわいらしい印象をもった。

バザールで半キロ分のマンゴーを買った際のこと。
わざと1つ、腐りかけのマンゴーを滑り込ませたおじさん。
「あれ!?」と思いつつ、まぁいいかと「サンキュー」と笑顔で言うと、
「ちょっと待って。いや~、最近は毎日寒くて毛布がいるね(←ギャグ)。
 おっと、1つ悪いマンゴーが入ってたよ。失礼失礼」(←これは英語)
と自ら悪事を正し、照れくさそうに笑っていた。かわいいなぁ。

次の日もマンゴーを買おうと思い訪ねると、
カットスイカ屋になっていた。よっ! 働き者!!

火葬場近くでは、次々と焼かれる遺体と、悲しみにくれる遺族がいる一方、、
「ここは入れない。この建物へ入れ」(←これは嘘。建物に入ると寄付という名の
大金を要求される。火葬場周辺には金儲け目当ての騙しが多い)と怒りながら絡んでくるおじさんや、
「タブラ叩かない?」と誘ってくる青年、
「今日はホリデーだから、彼女とデートしてキッスするんだ」と笑う若者など、
様々な思惑が混じりあっていて、頭がクラクラしてくる。

たった10歩、歩くか歩かないかの距離の中で、だ。
このふり幅の大きさが、インドがインドである所以なのだろう。

とても刺激的で、とっても疲れる。

ぐったりしながら、この先1カ月のインド旅程を
ワクワクしながら計画する私たちであった。

朝食を食べていたら後ろから牛が顔を覗かせ、天然の壁掛け剥製に。
この後この牛は、店のおじさんにマッサージされかわいがられた後、
顔面に水をかけられ追っ払われていた。まさに飴と鞭。

売店でタバコを購入。
スナックがたくさんぶら下がっていてにぎやかでかわいらしい。
欲しい分だけちぎって買う。


お祈り用の道具屋。

「どこ行くの?」と聞かれている夫。
自分たちだけで穏やかに歩ける時間は少ない。

暑い中歩き食べするアイスがうまい。マンゴー味15ルピー(約27円)。

ゴミに混じって1日中寝ている犬たち。
犬&ウンコをよけるのに必死な私たちをよそに、地元インド人は裸足でスイスイ歩く。

猿もたくさんいるので、上にも注意しなければいけない。

2013/05/12

【インド/バラナシ】聖なる河 ガンガーの朝昼夜


北インドがまさに酷暑におそわれる5月。
私たちはガンガーを臨むヒンドゥーの聖地「バラナシ」にやってきた。

平均気温45℃。
滝のごとく流れる汗と、容赦ない日光と地熱、そしてインド人…。

一度、日中のガート(沐浴場)を歩いてみたが、
もうね、もう、脳みそがとろけました。
「もしもし、じぶーん」と通信しないと動く気力が生まれない。

さすがに日中ガートを歩いている人はほとんどおらず、
地元インド人たちも、日陰に避難。
昼間は極力じっとしているのが、この時期のインドを生き抜く知恵であった。


街の主役であるガンガーも、1日の中でその姿を変えていく。

ガンガーの朝は早い。
朝日の中、沐浴に訪れる人々が後をたたない。
私たちも5時に起床し、朝のガンガーを見に行ってみた。

朝日を浴びるガンガー。
死を待つ人、死を弔う人、祈りをささげる人…さまざまな思いをゆったりとした流れの中に溶かす。

サリーの色が鮮やかな朝のガート。

朝のガンガーをボートに乗って。

ボートから見た火葬場。

洗濯ガート

昼のガンガーはプール化し、暑さをしのいだり、泳ぎの練習をしたり。
朝はたくさんいた女性の姿は見られない。

牛の沐浴。

夜になると、毎晩「プージャ」と呼ばれる礼拝がはじまる。
日没とともに人々がガンガーに集まり、静かに流れる河の前で儀式を見守る。

祈りを捧げるためガンガーに集まる人々。

鐘や太鼓を打ち鳴らし、炎を掲げる。

罪、祈り、死体、洗濯泡、糞尿…。
多くを抱く母なるガンガーであった。


*次回は「街編」の予定です。