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2013/07/17

【タンザニア/ストーンタウン】かつて奴隷市場のあった世界遺産

ザンジバル島の締めくくりは「ストーンタウン」。
ヨーロッパとアラブを混ぜ合わせたような、何とも魅力的で複雑な街並みが世界遺産となっている。

ここは、日本にいるとき大量に録画してはノルマのように見ていた「NHK世界遺産」で見たことがあった。
それだけでちょっと感動。ずいぶん遠くまで来たものだ。

ジャンビアーニヌングイともにのほほんと過ごしてきたが、
実はこのザンジバル島には、暗く重い歴史がある。

18世紀、東アフリカからアラブ諸国へ物品を運ぶ集積所として栄えていたザンジバル。
莫大な利益をもたらしていたのは、スパイス、象牙、そして奴隷の売買だった。
奴隷として連れてこられた多くの人々は暗い地下に収容され、市で品定めされるのを待っていたという。

残酷な歴史を引き起こし、そして繰り返すのは、いつも人間だ。
無関心でいることもできる。だが、小さくとも自分でできることもある、考えることを止めてはいけない。
旅をしながら、たまにそんな真面目なことも考えてはいる。

あ、ちょっと湿っぽくなってしまった。

アフリカに入ってからすっかり肉食となり、自分の便とプーのオイニーが辛いことになっている。
そんなところから地域や文化の移り変わりを感じるのも旅の醍醐味である。
旅をしながら、たまにそんなことも考えている。
(ほっ、何とかお下劣なネタで終わったぞ)

昔の面影をの残す石造りの家が迷路のようにひしめくストーンタウン。


ドアの装飾の美しさを競ったそうだ。
「NHK世界遺産」で言っていた。

「からゆきさん」と言われるかつて日本人娼婦が暮らした建物は、現在土産物屋になっている。

ストーンタウンではたくさんの野良猫を見かけた。

にゃ。

毛が生えている斬新な遊具。

ダラダラ乗り場近くでは昼から夜にかけてマーケットが広がり
日用品からフルーツ、野菜、牛乳、焼きタコ屋などが立ち並ぶ。
多くの人が行き来し、とにかくにぎやかだ。

枝付きで売られるライチの束(小2000シリング=約120円)。
すっきりとした甘みでおいしかった。

なぜか大量に石けんを売る店舗がいくつも。

パンも大量。

魚も。

じゃ、またにゃ。

安宿情報

Parl Guest House(パールゲストハウス)
Funguni Road Zanzibar | Zanzibar Near to Ferry Docks, Stone Town 609

・ダブル、シャワー・トイレ共有で32,000シリング(約1,920円)
・フェリー乗り場から徒歩約10分ほど
・パッカー利用者が多い
・けして清潔ではないが1~2日の観光や次の日フェリーの出航を控えているときには便利
 他にも同等の宿がいくつかあるらしい
・私たちが泊まったとき共用シャワーは断水していてまともに使えなかった
 一応、お湯設備もあったが使えるかは不明
・wifiなし

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