>

2013/03/25

【バングラデシュ/ダッカ】カオスすぎて鼻血ブーだよ、首都ダッカ


昆明から2時間、バングラデシュの首都ダッカへやってきた。
この旅はじまって以来初めての空路。
いままでは苦労しながら何十時間もかけて移動してきたが、
今回はたったの2時間で千キロ以上離れた違う国まできてしまった。
さらに時差のため、腕時計の時間でいうと「たったの15分」の移動となった。

バングラデシュ入国にはビザが必要だが、「空港で取れるらしい」という不確かな情報だけを頼りに出国。
ドキドキしながらイミグレに行くと…
「ジャパンか。アリガトウゴザイマス。何日いたい?1ヶ月か、わかった」
と、いとも簡単にビザが出だ。さらに日本人は無料だという(中国人はお金を払っていたようだ)。

この後も、バングラデシュでは「ライク ジャパン」とよく聞いた。
日本製の車、船、エンジン、援助など、私が知らないところで日本を知り、
そして旅行者である私たちにも親切にしてくれる。
私もこの旅の中で何かできないだろうか、そう思わせるやさしさがあった。

空港を一歩出るとそこはもう文字通りの別世界。
まず空気が違う。そして、顔が濃い。

なぜか空港の外には人が溢れている。何もしていない人多し。


ダッカの中心地へ行くため「コムラプール駅」まで列車で移動を試みる(35タカ・40分)。
人に教えてもらいながらなんとか切符を買ってホームへ出ると、人々の好奇の視線がビシビシ飛んでくる。

近くから遠くから、遠慮がちなものから完全ガン見まで。

みんな話しかけたいのに話しかけれずにいる。
近くの人に話かけた途端、「いまだッ」とばかりに周りの人もワーッと集まってくる。
わかりやすくておもしろい。


スターになった夫。
まんざらでもない顔をしているところがにくいので、少し離れたところから写真に収めてみた。

線路を渡ったり、電車の上に乗ったり。

電車はあとどれくらいでくるのか聞くと(バングラデシュには英語が話せる人が意外といる。海外に出て働けるように勉強しているのだという)、
「さぁ、僕はいま2時間待っているよ」とのこと。「!! そーなんだ」。

幸い数十分待ったところで電車が来たが、人が溢れていてやばい。
これは無理かとひるんでいたが、さっそくの強引なほどのやさしさ
「入れ入れ、もっと奥へ、荷物はここだ、お前はどけ」と乗客らに扇動され
安定した座席まで確保できてしまった。ドノバッ(ありがとう)!


ダッカの街はうわさ通りのカオス。
人と車とリクシャと三輪オートが道に溢れ、秩序なき列の中でひたすらクラクションを鳴らしている。
熱い空気とホコリと、何か危機感を覚える悪い空気。
1時間も外にいると必ず喉と頭が痛くなる。

バングラデシュに関しては一切の情報を持っていなかったため、リクシャに乗り、
唯一「情報ノート」があると聞く「AL-RAZZAQUE HOTEL」を目指す。

体と荷物が投げ出されないよう必死になりながら、バスやトラックすれすれを走っていく。
そんな中でも車やリクシャから次々と顔が出てきて「ハロー」「ユアカントリー?」の嵐。
暑さと興奮にやられたのか鼻血まで出てくるし!!荷物から手が離せないため、鼻にテッシュをつめ鬼の形相。
さらに怪訝な視線がビシバシ飛んでくる。私の心境は「見て、これがジャパニーズスタイルの鼻血だよ!」

その日はホテルすぐ下のレストランで、チキンカレーとチキンビリアニを食べ、汗だくになりながら深く深く眠った。


ホテルの下にあった高級レストラン(?)で食べたチキンカレーとビリアニ。
とてもおいしかった。300タカ(約360円)

宿情報

AL-RAZZAQUE INTERNATIONAL HOTEL

・ノースサウスRd.沿い。1階にレストランがある4階。有名らしくリキシャに「AL-RAZZAQUE」と言えばだいたいわかる。
・ツイン:ACなし、ファン・テレビ・トイレ・水シャワーありで650tk
・いわゆる清潔ではないが寝るには十分
・虫はいなかったがトカゲがいた
・レセプションのおじさんはおそろしいほどに無愛想だが悪い人ではないと思う
 (髭おじさんとフレディーマーキュリーみたいなおじさんが交互に勤務)
・情報ノートはレセプションにあるので「見せて」と言うと、無言で何冊も出てくる
・通りに面しているのでクラクションの音は一晩中続く
・隣のパン屋でいつでも水が買えるので便利
・(これは宿情報ではないが)向かいに泊まっていたインド人が朝の4時から大声で泣きだし驚いた

0 件のコメント:

コメントを投稿