プロペラ機のようなジェット機? 信頼感に欠けるが安さはダントツだった |
ベンガロールからチェンナイで乗り継ぎをして、スパイスジェットSG001便は深夜3時、コロンボの空港に到着した。料金は一人4914インドルピー(8845円)。
乗り継ぎ、到着時間のむちゃくちゃさと機内サービスが一切ないことが我慢できれば、移動するには十分な飛行機だ。
僕らはゴミゴミしているであろう首都・コロンボを避け、空港から15分のビーチ・ネゴンボに向かった。
スリランカは安宿がないと聞いていたが、本当に宿泊費が高い。サッチャルミルズ(Sachar Mir's B&B)に宿泊。ダブル・ホットシャワー・AC・WIFI快適・朝食付きで3500スリランカルピー(2800円)だ。オーナーもいい人だし、ネゴンボではオススメの宿。
上記の宿。オーナーとはキャンディですれ違った。彼はスリーウェラー(オートリキシャ)から叫んでくれたグッドガイ |
外に出てみるとシーズンオフで波が高いビーチがあった。翌日は一日中雨…… |
夜はステーキ&エビ。インドのスパイス攻めに苦しんでいた僕は海産物の懐かしき味に涙が出た |
シーズンオフのビーチにいても仕方ないので、観光地・キャンディに移動する。
キャンディー行きのバス(145ルピー=116円)二ゴンボから約3時間半 |
スリランカのお金はなんと縦に印刷してある。これは斬新。日本もマネすればいいのに。1スリランカルピー=0.8円ぐらい |
キャンディ最大の見所といえば、仏歯寺。ブッダの遺骨である歯を祀ってあるという。しかし、入場料が2000ルピー(1600円)。バックパッカーを殺しかねない値段だ……。
外から眺めるだけにして、市場や湖を散策する。
海に囲まれたスリランカでは魚をよく食べる。魚好きの嫁も大喜び! |
スリランカの古都にはすべて人造の湖があるらしい。キャンディにも湖があり、イグアナと亀が仲良くひなたぼっこをしていた |
観光客らしく、せめては値段に手が届くキャンディダンス(500ルピー=400円)を見に行くことにした。
男性によるバク転や皿回し、女性のしなやかな踊り。5分ほどの短い演目が10個ほどあった |
平和なダンスの中、突如強烈なかぶり物が現れた。かなりの違和感 |
極めつけは野外でのファイアーダンス。火を飲んだり、体に擦り付けたり、火の上を歩いたりする。東南アジアでよく見るが、どこが発祥なのだろう |
中島らもが小説『ガダラの豚』で火のトリックを明かしていたが、実際に見るとやはりすごい |
5カ月が経ち、だんだんと自分たちの旅の質の変化を感じてきた。せっかくここまで来たのだから高い観光地をすべて見ようと考えるのではなく、地元の食堂や市場を眺める方が、僕らの旅には合っているようだ。
♫キャンディの街ソング
『キャンディ』原田真二
ここに来てから、気が付くと鼻歌が流れる
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