読めない文字。濃い顔。これがまさにイランの町だ |
何度も振られて、ビザも1週間かかって(トルコで取るイランビザ詳細はここ)、やっと目の前に見えてきた。思い焦がれた国・イランだ。
アルメニアの首都・エレヴァンからイランのタブリーズ・テヘラン行きのバスが24時間・80ドル〜100ドルぐらいであると聞いていた。
だが、僕らはゴリスに寄り道をしてしまったので、バスを乗り継いで行かなければならない。
カパン行きマルシュルートカを見送ってくれたおじさん |
ゴリスの町の端からカパン行きのマルシュルートカ(乗り合いバン)が出る。
※以下の写真手書き地図参照
左上が手書き地図。こんなメモを元にブログを書いています。他にもバスの時刻、値段も載せておきます。値段はふたり分なので、ひとりの場合は半額です |
ゴリスを12:00に出た乗り合いバンは13:30にカパンに着いた。
(料金ひとり1500ドラム=375円)
険しい山道を登って行く。途中にはエンコした車も…… |
次のメグリ(国境前の町)行き(国境自体はアガラクというところで下りる)は15:30だというので、昼ご飯を食べ、市場見学をし時間をつぶした。
昼ご飯はピロシキとケバブラップサンド。なかなか美味 |
この車で国境まで行く。こういう国の乗り合いバンにしては意外にキレイ |
カパンーメグリ。この間の道がまさに絶景。曇り空の雪山を登って行くと、雲の上に。そこは快晴と雪の世界。カパン15:00発-メグリ17:30着(2000ドラム=500円)
雲の上に入ると急に視界が開ける。旅でしか出会えない素晴らしい瞬間 |
カパンからの乗り合いバンでは運転手に「イランボーダー」と言っておけば国境近く(アガラク)で下ろしてくれる。
アルメニア側の国境。ここで下ろされる。夕暮れが迫り焦る |
奥に見えるのがイランのイミグレ。嫁はそろそろ髪を隠さなければ |
イラン側国境の手続きは、荷物チェックもなく、ビザを見せたらすぐに通り抜けられた。地元民は数人いたが、他に旅行者はいなかった。
イラン側のイミグレを抜けたところに両替所があり僕らは残ったドラムをイランリアルに変えた。レートは公定レートではなく、実勢レートでかなりまとも。
※両替 15000ドラム=3750円が1110000リアル 1リアル=0.00318円
イランイミグレを抜けたところ。この前にタクシーが何台か止まっている |
イラン国境からのタクシーがなかなか強敵だ。粘ったのだが、なかなか値段を下げてくれない。こちらとしては他に選択肢がないので、ある程度で折れるしかない。
本当はタブリーズ(車で3時間)まで行きたいのだが、その手前のジョルファー(車で1時間)まで行くことにした。
これが1時間走って300,000リアル(1140円)。
ジョルファーでは、タクシーが何台も寄ってきたので、値段交渉ができてタブリーズまで2時間走って200,000リアル(760円)。
ジョルファーの真ん中の交差点(広場)。ここで下ろされるとタクシードライバーが集まってくる |
国境からタブリーズまでのタクシーが25ドル(2500円)かかったという人もいるので、国境ータブリーズ間が19ドルなら合格ラインか。
ところがタブリーズまでのタクシーから下ろされたのが、幹線道路のど真ん中。周りの人に聞くと、ここから町の真ん中まではまだ4キロ以上あるという。
途方に暮れ、タクシーを探していると、普通の車が止まってくれた。
これがイラン名物“逆ヒッチハイク”である。すれ違う旅人からイランでは、困っていると誰かが助けてくれると聞いていたが、いきなり出くわしたのだ。
英語の話せない男の子とお母さんが、誰かに電話をしてくれて町の真ん中まで乗せて行ってくれた。しかも、中級ホテルに連れて行ってくれ、そこで安宿まで聞いてくれたのだ。
国境の値段交渉で感じたイラン人への不信感が一気に吹き飛んだ。
しかし、これはまだまだイラン人の親切さ序章なのである。
うぁ~、イラン人素晴らし~い!!!!
返信削除イラン人がこんなに親日だとは、知りませんでした!!!