なるべくならばひとつの国で、ふたつの都市を回りたい。そうでないと本当のその国らしさが見えてこない。
そんな曖昧な自分ルールに従ってアルメニアふたつ目の都市・ゴリスを目指す。
奇岩に囲まれ霧に煙る町・ゴリス。気温は0度ぐらい |
ゴリスはエレバンのキリキアバスターミナルから約4時間(ひとり5000ドラム=1250円)。僕らは朝10:30のマルシェルートカ(乗り合いバス)に乗り、14:30に着いた。
バスは満員になったら発車する方式で、それほど頻発してなさそうなので、もう少し早めに乗り場に行った方が良さげだった。
乗り込んだマルシェルートカ。少しボッてくるので、宿などで事前に目安の値段を聞いた方がいい |
この辺の国でよくあるのだが、またもや下ろされた地点がただの空き地。そこにスルスルとボロい車が近づいて来た。きっとタクシーなのだろう。
窓を開けたドライバーのおっちゃんに、言葉が通じないまま、唯一知っている安宿の名前を連呼する。
「LYOVA&SONS B&B (に連れて行って……)」
1000ドラム(250円)で交渉が成立。車内でにこやかに「どこから来た?」と言っているであろうおっちゃんはとてもいい人っぽい。
実は宿の場所を知らないらしく、街中で人に聞きまくってくれたドライバーのおっちゃん |
別れ際にはキスをしてくれたが、本気で嫌がる嫁(笑) |
宿の前に着いたが、中から全く反応がない。そこでもドライバーのおっちゃんはズケズケと家に入って行き叫ぶ。すると、宿の人が出てきてくれた。
この日本の田舎のような対応で、ゴリスの平和さが分かる。
宿のおばちゃんも英語が通じないがアルメニア語とフランス語で歓迎の意を表明してくれる。冷たい雨が降りしきる寒さの中、ヒーターの暖かみが身にしみる。ありがたい。
嬉しいことにこの宿にはキッチンが付いている。しかも今日は嫁の誕生日。貴重な日本食材であるカレーを作ることにした。
町の肉屋。斧ですね肉を骨ごと切ってくれる |
日本カレーに白ご飯。美味しくないわけがない! 樽型のキリキアビールも味は薄いがなかなかうまい |
思わず涙がこぼれそうな表情。確かにこの旅の中でも忘れられない味だった |
次の日は宿の裏にあるボコボコとした山(オールドゴリス)をウロウロとする。
雪の残った道を少し登ると町と岩山が見わたせる |
自然が作った不思議な造形を眺めていると飽きない |
高地だからかすぐに霧がかかってしまう。霧が一瞬晴れたら、そこには墓地があった |
おじいちゃんと早死にした孫であろうか……。ドラマに思いを馳せる |
僕は寒さに弱いので全力で着込んだ(モモヒキ付き)が、外にいるのは1時間が限界 |
ゴリスには崖の上に建つ有名なタテヴ修道院があるらしいのだが、霧が晴れていないとよく見えないらしい。残念ながら2泊の滞在中はずっと霧と雨。またタクシーだと往復15000~20000ドラム(3650~5000円)と言われたのであきらめることにした。
それでも町の裏にある絶景とのんびりとした雰囲気は訪れる価値がある。アルメニアからイランに抜けるルートではぜひとも立ち寄りたい町だ。
■アルメニア/ゴリス安宿(民家)情報
名前:LYOVA&SONS B&B(レヨバ&サンズ ビーアンドビー)
住所:7 Makichi str,Goris 3201
Tel:
・ダブルルーム・ホットシャワー(ぬるい。寒くて断念)、トイレ共同・wifiあり・キッチンあり、朝ごはん付き、ウオッカは多分飲み放題
・予約なしの飛び込み。4部屋(ダブル、トリプルなど)あって、どこでもドミのひとり5000ドラム(1250円)。だれもいなかったので、僕らはダブルの部屋を使った
・バスターミナル?(ゴリスから下ろされる地点)からはタクシーで1000ドラム(250円)。宿から町の中心までは徒歩5分ほど。
・バスターミナル?(ゴリスから下ろされる地点)とは別にイラン方面に行くマルシェルートカは町外れから出る(おばちゃんと町の人が教えてくれる)詳しくは次回のアルメニアーイラン国境越えに記載
・おばちゃんは英語が通じないがとても優しい
・おじちゃんが朝食を用意してくれる。パン、ソーセージ、ゆで卵、チーズ、ぶどう、紅茶、クッキーなど豪華
・紅茶も飲み放題なので、ウオッカと砂糖を入れて飲むとおいしい!
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