ボダナートにあるストゥーパ。4面にブッダアイがあり、浮世を見渡している |
長時間移動を終えた僕らが、旅人の集う街・ネパールのカトマンドゥで楽しみにしていたことがあった。
それは『日本食』だ。
思い返せば中国での食は恵まれたものであった。多少辛さや油っこさはあっても、基本的に米とおかず、そしてビールもつけることができた。
バングラデシュではカレー&ビリアニ攻撃の前に水下痢で撃沈。ダージリンでは、インド料理を敬遠し、トーストとトゥクパ(ラーメンとは程遠いチベットの麺類)のみを食べていた。
カトマンドゥのタメル地区(安宿が集まる地域)には6〜7軒の日本食レストランがある。
多少高い(二人でビールも飲むと1000ネパールルピー=1100円ぐらい)が、僕らは懐かしの味を食べまくった。
見よ! この美味そうなハンバーグ定食!! 副菜の小松菜の胡麻和え、おしんこ、納豆も泣かせる |
友紀子はナス味噌炒め定食に満身の笑み |
色鮮やかな服を着たマネキンが2階からぶら下がっている |
ヒンドゥー寺院の周りではお供え物の花屋台が |
数日後、ネパール最大のストゥーパがあるボダナートに向かう。
テンプーという乗り合いタクシーで約1時間(20〜30NR=22〜33円)だ。「ボダナート」と目的地を連呼していると、誰かしら目的のテンプーに連れて行ってくれる。
テンプーは軽トラもしくはトゥクトゥクみたいなもの。後ろから乗るタイプと横開きがある |
ボダナートのストゥーパに到着。チベット仏教のタルチョ(旗)が揺れる |
チベット人と思われる仏教徒が両手だけで寺院を周っていた |
カトマンドゥに戻ると小道でもこの人口密度 |
寺院もヒンドゥーの神像(お地蔵さんみたいなもの?)も数多く、祈る人も真剣な表情だ |
ネパール自体には人種も宗教も混在している。しかし、インドに比べて人が穏やかなのは、市井の人々を見守るブッダアイとヒンドゥー寺院があるからなのもしれない。そして旅人は知らず知らずのうちに優しきカトマンドゥに引き寄せられるのだ。
■宿情報
BAG PACKER'S LODGE
住所:Chaksibari Marg-29 Thamel
※タカリキッチンレストランの斜め前
・ダブル:ACなし、ファン・トイレ・24時間ホットシャワー・停電時も使えるwifi
1200NR (トイレ共同だと600NRぐらいかと。チェックイン時に税金込みにしてもらったほうがいい)
・久しぶりに安心して、清潔で、快適な宿だった。レセプションの人もいい人。混んでいることが多いらしい
♫カトマンドゥの街ソング
『オンマカペケポン』 作者不詳
※いたる所で聞こえていたヒットソング。歌詞は密教のマントラだと思われる
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