左右均整のとれたタージマハル。文句なしに美しい。 |
バラナシからアーグラーまで、列車で約13時間の移動。
列車は、「3A」といわれる「エアコン付き、3段寝台席」を予約した(2人で1560ルピー=約2800円)。
インドの列車は20車両以上連なっており、とにかく長い。
その中から自分たちの席がある車両を探すのであせってしまう。
売店のおじさんに聞きつつ、何とかダッシュで探し当てた。
(到着時間も適当なので、いつ出発するのかもよくわからない…)
3段寝台席は6人が向かい合うようになっており、
昼は下段に腰を下ろし、夜は壁にくくりつけてあるベッドを引き出し眠る。
私たちの席は外国人席になっており、すでに
イスラエル人2人、イギリス人、カナダ人が席についていた。
「HaHaaaaaaa!」なんて言いながら一緒に会話をしていたが、
みんなの英語が早くでほとんど何を言っているかわからなかった…。
カナダ人が「でっかい牛ステーキが食いたいぜッ!」と熱弁しているところだけ、よくわかった。
アーグラーの駅前は、悪質な客引きが多いと聞き警戒していたが、
実際はそこまでではなく、軽くあしらいつつ無事ホテルまでたどり着くことができ一安心。
バラナシ同様、北インドに属するアーグラーは気温45℃超えの酷暑。
オートリクシャの運転手や旅行会社のインド人も、さすがに休止モードなのかもしれない。
そんな中私たちは、インドではあまりにも有名な世界遺産「タージマハル」を見にやって来てしまった。
映像や写真では何度も目にしたことがある、一度はこの目で見てみたかったアレである。
昼間の暑さには耐えられないため、
翌朝5時半には起床し、6時半開園のタージマハルに向かった。
外国人の入場料は750ルピー(約1350円)と激高。
インド人は、10ルピー(約18円)である。
「75倍とは…」とブツブツ言っていたが、
すぐ目の前に飛び込んできた建物を前に、ため息がもれた。
でっかい! そして、美しい!
天文学的な費用と22年という歳月をかけて建てられたそれは、
どこから眺めても圧倒的な存在感を放っていた。
しかしこれが奥さんのためのお墓なのだというのだから驚きだ。
私だったら化けて出て「こんなことしなくていいから、しっかり国を治めなさい」とか、しかってしまいそうだ。
宮殿の中には、夫に溺愛されたアルジュマンド・バースー・ベーガム后と
シャー・ジャハーン皇帝の棺が、寄り添うようにひっそりと置かれていた。
あっ、何か見えてきた! |
徐々に近づいてくる宮殿に圧倒される。 |
さらに近づくと繊細な模様が描かれている。本当に辛抱のいる作業だったろうなぁ。 |
大理石の上は、入り口で配られる靴カバーをはめて見学。 裸足であがりたいところだが、下が熱すぎるため断念。 |
敷地内にモスクもあるイスラムの地に、ブッダのTシャツを着ていってしまったのは失敗だった。 |
宿情報
Hotel Kamal
South Gate,Taj Mahal
・ダブル、エアクーラー、TV、水シャワーで850ルビー(TAX込み)
・日中も直接日の当たらない部屋だったため、エアクーラーで十分過ごせた
・アリの行列が次々現れるため、また大量殺戮をしてしまった…
・ダニ、蚊はなし
・レセプションのおじさんが親切
・ルーフトップレストランからタージマハルが眺められる
が、この時期は暑すぎ。食べ物はやや割高。
*写真は廊下突き当たりにあった置物
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