8世紀に工事が始まったカイラーサナータ寺院(16番)は完成に100年以上かかったという。岩山をコツコツとノミで切り出す作業を思うと気が遠くなる |
デリーで2度目の点滴後、メキメキと回復傾向にある夫です。鶏肉の犬食いはやはりやめておくべきですね……。
インドの首都・デリーからエローラ、アジャンタという見所への入り口の街・アウランガバードまでは夜行列車で移動。23時間の長旅&外気は40℃越えなので贅沢に3Aというエアコン車両を予約した(1340ルピー=2412円)。
アウランガバードに着いた翌日、石窟寺院で有名なエローラに向かう。アウランガバードのセントラルバススタンドで聞いてみると12番のバスに乗せられた。
(約45分 28ルピー=50円)
入場料250ルピーを払いまずは見所の16番を鑑賞。なんとエローラには巨大な石を切り開いた寺院が34個も集まっているのだ。
内部はこの大きさ。これって石を削って作ってるんだよね。 インド人はすごいわ |
デカさと時代感で久しぶりに遺跡に感動! |
壁に刻まれたレリーフも芸が細かい |
修学旅行で来ているインド人団体客に記念撮影を頼まれ、まるで引率の先生のような扱いに…… |
10番石窟のブッダは厳かな雰囲気だった。1〜12番は仏教寺院。13〜29番はヒンドゥー教寺院。30〜34番はジャイナ教寺院と時代によって信仰対象が分かれている |
インド人観光客はヒンドゥー教以外の仏像などを敬う感覚がないのかもしれない |
29番以降、歩きでは遠いのでオートリキシャに乗った。20番から29番、32番を回り、16番まで送ってもらう(100ルピー) |
ヒンドゥー教寺院の真ん中にはシヴァ神のリンガが奉られている |
素朴な造形の神々に思いを馳せる |
古来も現在も北インドのような過酷な自然の前では人は祈ることしかできなかったのだろう。このあまりに巨大で存在感がある寺院群は、見に来たものの人生の儚さを浮きだたせる。
見に来て良かったと思える遺跡だった。
♫ エローラ遺跡ソング
『銀の龍の背に乗って』中島みゆき
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