夜の街に映えるサンタ・ジュスタのリフト。 石畳の道に路面電車…、素朴で美しい街並みがポルトガルの魅力だと思う。 |
が、落書きも半端ない。 |
坂道も半端ない。 リスボンは「7つの丘の都」と呼ばれ、起伏が激しい。 |
色合いがかわいい建物たち こういう景観を見ると「じゃ、うちはピンクでいきますんで」「たくは黄色で」みたいな会議が開かれているのかと気にってしまう。 それとも「何ぃ!?隣がピンクだと。うちはオレンジでいけっ」みたいな感じなのか…それともオーナーが同じだからトータルコーディネートなのか…とか、どうでもいいことを考えてしまい、解決しない。 |
ポルトガルの首都にして、15~17世紀の大航海時代 もっともブイブイいわせた「リスボン」にやってきた。
(ポルトからバスで約4時間。1人20ユーロ。メトロ「Jardim Zoologic」にあるバスターミナル着)
戦国・安土桃山時代、ここから鉄砲、キリスト教、ザビエル、カステラなどがやってきたと思うと
何とも不思議な感覚に包まれる(ざっくりしすぎ?)。
当時のポルトガルはまさに黄金時代。ヨーロッパ随一の海洋帝国として
ざっくざくの富をほしいままにしていたという。
いまやヨーロッパの中では地味な国になっているが…
なんせ、ご飯がうまい、うまい、うまい! 私はEUイチ、気に入っています。
リスボンを観光するなら「日曜日」である。
なぜなら、主要な観光地の入場料などがタダになるから!
ヨーロッパでしばしばみられるこの制度、わたくし、大変素晴らしいと思っております。
そこで早速向かったのが、大航海時代の富を象徴する「ジェロニモス修道院」。
(入場料7ユーロ。日・祝日は14時まで無料)
大航海時代を支えたパトロン エンリケ航海王子(航海王子だけど自分は航海しなかったらしい)と、
ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見の偉業を讃え、建てられたものだそうだ。
どこかねっとりとした繊細でテンコ盛りの彫刻が、当時の栄華を思い起こさせる。
かなり大きいです。 |
盛りだくさん。黄金期だから惜しまない。 |
中庭をはさんだ壮麗な眺め。 |
修道院の向かいには、同じくエンリケ航海王子500回忌の記念碑「発見のモニュメント」がある。 「500年とはまた随分たってから…」と思いつつ、こちらは入場料がかかるので車道越しという雑な観光。 帆船の先頭にエンリケさん、後ろから2番目にザビエルさんがいるらしいです。 |
次に向かったのは、石油王グルベンキアンさんの膨大なコレクションが展示されている「グルベンキアン美術館」。
イスラム美術、エジプト・ギリシャの古代美術…、トルコ、中国、日本…、絵画、陶器、絨毯…と、
とにかくこちらも盛りだくさん。かなり見応えがある。
(入場料4ユーロ。日曜日は終日無料)
*グルベンキアンさんは、通称「ミスター5%」と呼ばれていたそうです。おもしろい。
くわしくはwikiで。
私の大好きな狛犬が、たくさん壷の上に乗っておりました。 |
そして、あると行きたくなるのが動物園。
ここリスボンにも「Jardim Zoologico(ジャルディン・ズーロジコ)という立派な動物園がありました。
入場料は18ユーロ。これは払ってます。
園内を上から眺めることができる立ち乗りリフトがある。 |
上から動物を見るのはなかなか新鮮。 |
サイとたぶん死んでるハト。動物との距離が近いのも楽しい。 |
ミーアキャット、はじめて見た。かわいい。 |
アシカ&イルカショーもある。 |
あとはもう、おいしいものを食べるのみでございます。
ポルトガル料理はSopaソッパ(スープ)がおいしいと聞いていたが、うわさ通りのおいしさだった。
しかも鍋ごと出てくるなど、量も惜しみないところが素晴らしい。
やさしいお味。 海外で重層的なうまみを感じる料理に出会うとうれしくなる。 |
パン入り。これだけでお腹いっぱいになってしまうほどの量だが、うまいっ!! |
魚介リゾット。これはもう激うまで、旅で食べたおいしいものベスト3に入ります。 |
ポルトガルで大好きになった緑のワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」。 さわやかな微発泡ワイン |
ポルトガル人はタコが大好き。私も大好き。 夫も大喜び。うほうほ。 |
と、ポルトに続きリスボンも満喫。
田舎町にももっと行ってみたいし、必ずまた来よう、ポルトガル。
■ポルトガル/リスボン レストラン情報
A Licorista O Bacalhoeiro
住所:Rua dos Sapateiros, 222 e 224
・旧市街の真ん中 Rossio広場のすぐそば
・おいしいシーフードが手ごろな価格で食べられる
・ビール2杯、前菜&パン、スープ2品、メイン2品、ワイン1本頼んで30~40ユーロ(2人)
・なんでもおいしかったが、特に魚介リゾットがお勧め。
2回目、少し遅い時間に行ったら売り切れだったため、早め(18~19時)にはお店に入ると並ぶこともなくよい。
・英語メニュー、英語を話せるウェイターさんがいる(紳士)
■ポルトガル/リスボン 安宿情報
Pensao Elegante
住所:Travessa Do Fala So 12, Lisbon 1250-110
・ダブル、なぜかシャワーは室内にあり、トイレ共用で30ユーロ
・リスボンの中心 地下鉄レスタウラドーレス駅徒歩5分と、どこへ行くにも便利
・グロリア線が走る急な坂を少し上り、小道を入る
・常に掃除されており、部屋も共有トイレも非常に清潔。なんと毎日ベッドメイクまである
・英語を話すレセプションの女性が親切
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