ブダペストチョコ。かわいい。 |
ドナウ川をはさんで、西岸がブダ、東側がペスト、2つあわせて「ブダペスト!」には約1週間滞在した。
クラシカルな建物が立ち並ぶ東岸、緑豊かな西岸の丘陵地帯、
この美しい街並みは「ドナウの真珠」といわれているそうだ。
アドリア海の真珠(=クロアチア)、インド洋の真珠(=スリランカ)など、
いままでも「真珠」と名のつく場所をいくつか訪ねたが、
真珠…… ?…… 「美しい」という解釈でよいのかな…!?
あと関係ないけど、中国ではスーツ姿でザルをゆすり「真珠が出ましたっ!」とやっている
自称・真珠会社社長も見たな。うさんくさかったな。
街を歩いていると突然現れる「聖イシュトバーン大聖堂」。 |
中も荘厳で見ごたえがある。中央のドームから差し込む光が美しい。 |
ハンガリーで楽しみにしていたことが2つある。
それは、「温泉」と「オペラ座」!!
つい最近まで知らなかったが、ブダペストは世界で唯一「温泉都市」の称号を持つ都市だそうだ。
ざっと調べただけでも20以上の温泉がある。
こ、これは…、すばらしすぎるーーー!!
しかし実態は、温泉というより「温水プール」といった感じで
広いプール(お湯ぬるい)でわいわいするのが主流らしい。
違う違う!私が求めている温泉はそんなんじゃないやいっ!!(しかも入場料が高いやいっ!)
ということで、私たちは中でももっとも地味で、唯一“熱い湯の湯船”があるという
「ルダッシュ温泉」に行くことにした。
ここは曜日によって男女別にわかれているのだが、週末のみ混浴。
中央に八角形のトルコ風風呂、角に4つ小さな風呂があり、そのうちの1つが
43度と日本人最適温度となっている。これは気持ちよかった!
その他、強烈に熱いサウナもある。
ドアで区切られた部屋4つを奥へ進めば進むほど熱くなるのだ。のどが焼けるほど。
サウナのあとは、紐を引っ張り、バケツをひっくり返して水をかぶる、という
拷問のようなシャワー(?)があり、地元民は臆することなくバシバシ水を浴びていた。
私は…、手に水をすくい、ピシャピシャっと。そんな勇気、持ち合わしてませんからっ!!
底が深く、立って入るか縁の階段に座るスタイル。このお湯はぬるい。 |
天上から自然光が入りなかなかの雰囲気。 |
楽しみ2つめは、「オペラ座へ行く」こと。
これも温泉同様、全然知らなかったのだが、ブダペストは
劇場、コンサートホール、オペラハウスがあふれる「芸術の街」でもあるそうだ。
安い席ならたった500円で、国立オペラ劇場の公演を見ることができる。
私たちが見たのは、バレエ『ジゼル(Giselle )』。
人ってあんな飛ぶんだなぁ、と関心することしきり。
芸術が身近にあるっていうのは、いいですね。
夜のオペラ座。仕事帰りにふらっと見に来るような気軽さが素敵。 |
これでもできる限りの正装…。 |
豪華なホール内。最上階の後ろの席だったがステージはよく見えた。 |
また、「ホロコースト メモリアル センター」へも出かけ、ハンガリーで50万人のユダヤ人が殺された事実を知る。
アウシュビッツ収容所へ向け、ハンガリーからも多くの人々が貨物車へ放り込まれた。
1944年、ハンガリーがドイツ占領下におかれた時代のことだ。
この国の歴史を知らない自分が恥ずかしかった。
館内には多くの写真や資料が残されている。 |
次回は、うっまいブダペスト・グルメ編。
■ハンガリー/ブダペスト 観光情報
●ルダッシュ温泉
住所:1013 Budapest, Dobrentei ter 9
・トラムの18番、19番でErzsebet hidエルジェーベト橋下車徒歩3分
・週末は混浴。平日は男女別なので要確認
・水着着用。鍵つきのロッカー、更衣室あり
・浴槽とは別に、体を洗う用のシャワー室があるので石けん、シャンプーなどを持っていくとよい
・床がぬるぬるしていて、土足兼用になっているところもあるのでビーチサンダルがあると便利かも
・入浴のみで1人 3300F=約1452円(週末価格)
●国立オペラ劇場
・地下鉄オペラ駅すぐ
・チケットはオペラ座の窓口で購入。中央入り口を入ってすぐ左手
・プログラムによって価格が異なる。私たちが見たバレエは一番安い席で1200F=約528円
・あまりに汚い格好は悪目立ちするが、他の客も割りと普段着が多かった
・大きな荷物はクロークに預ける(有料)必要あり
●ホロコースト メモリアル センター
住所:Pava u. 39, Budapest 1094, Hungary
Webサイト:www.hdke.hu
・コルビン駅近く
・入場料1人 1400F=約616円
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