さてアテネまでやってきたが、次はどこへ行こうかと地図を見ながら思案する。
飛行機 → 高い。
バス → 移動距離が長いし、来た道を戻るのも何か悔しい。
う~ん……船!船があれば、次なる目標エリア“中東”へ近づける!
(船が移動手段の候補になるなんて、時間のある旅でしかできない贅沢だ)
というわけで、早速ピレウス港へ安いチケットがないか探しに行ってみる。
港近くの旅行代理店へ行き、トルコへ行ける船がないか聞いてみると
ヒオス島経由でトルコ・チェシメへ行ける船があるという。1人38ユーロ。
重いバックパックを背負い、港の一番端にある船着場まで歩く。
周りは重い荷物を積んだトラックばかり…。
一体どんな船に乗らされるのか…。
「チェックインしてください」と言われフロントオフィスへ行くと、
「あなたはエコノミーなので、そこらへんでどうぞ」と相手にされない。
そう、私たちが手に入れた貧乏チケットは席もないただの乗船者。
上流顧客は、個室を保有し悠々自適な船旅を送り、我々はそこに便乗するかたちだ。
カフェスペースには居心地がよさそうなソファがあるが、飲み物代が高いのでパス。
結果、数の限られたイスをエコノミー客で競うこととなる。
やっと眠れたと思った朝3時、ヒオス島に到着した。
ここで船を乗り換えるため何もない寂れた港の喫茶店で5時間!!も時間をつぶす。
アテネで「ヒオス島に着いたらそこの旅行会社で乗船券をもらってね」と言われていたのだが
目当ての代理店は閉まっていて一向に開く気配がない。
さらに雨まで降り出してきて……。
悲しい気持ちで出発時間を迎え、予想外に小さな船へとりあえず向かってみる。
「旅行会社が開いてなくて券がないんだけど…」というと
「OK、わかった」と、そのまま難なく乗船。
あら、そーなの!?
「船はゆれる」ということをすっかり忘れていた。
動き出した途端、海独特のゆったりとした激しい揺れ。
「あ、やばい。これ私が苦手なやつだ」と思ったがもうどうしようもない。
「大丈夫大丈夫」と必死のマインドコントロールで、何とか乗り切った。
・1人38ユーロ ※席なし
・ピレウス港より出船(非常に広いので早めに行くのがおすすめ)
ピレウス港までは地下鉄「ピレウス駅」へ向かう
・船チケットはピレウス港周辺の旅行代理店で購入可
・19:00プレウス港(ギリシャ)→3:00着・8:30発ヒオス島(ギリシャ)→チェシメ(トルコ)
という謎のスケジュールになっている
※時期によってもっといろんな種類の船が出ていると思います
飛行機 → 高い。
バス → 移動距離が長いし、来た道を戻るのも何か悔しい。
う~ん……船!船があれば、次なる目標エリア“中東”へ近づける!
(船が移動手段の候補になるなんて、時間のある旅でしかできない贅沢だ)
というわけで、早速ピレウス港へ安いチケットがないか探しに行ってみる。
港近くの旅行代理店へ行き、トルコへ行ける船がないか聞いてみると
ヒオス島経由でトルコ・チェシメへ行ける船があるという。1人38ユーロ。
重いバックパックを背負い、港の一番端にある船着場まで歩く。
周りは重い荷物を積んだトラックばかり…。
一体どんな船に乗らされるのか…。
目の前に現れたのは意外にも豪華な船。 |
船内に入るとこちらもなかなかの豪華さ。 |
「チェックインしてください」と言われフロントオフィスへ行くと、
「あなたはエコノミーなので、そこらへんでどうぞ」と相手にされない。
そう、私たちが手に入れた貧乏チケットは席もないただの乗船者。
上流顧客は、個室を保有し悠々自適な船旅を送り、我々はそこに便乗するかたちだ。
カフェスペースには居心地がよさそうなソファがあるが、飲み物代が高いのでパス。
結果、数の限られたイスをエコノミー客で競うこととなる。
ちょうどよいソファをゲット。これで寝られる。 |
席が確保できたら、お決まりの持込ビールと手作りサンド。 このあたりの段取りはかなり手際よくなった。 |
やっと眠れたと思った朝3時、ヒオス島に到着した。
ここで船を乗り換えるため何もない寂れた港の喫茶店で5時間!!も時間をつぶす。
アテネで「ヒオス島に着いたらそこの旅行会社で乗船券をもらってね」と言われていたのだが
目当ての代理店は閉まっていて一向に開く気配がない。
さらに雨まで降り出してきて……。
悲しい気持ちで出発時間を迎え、予想外に小さな船へとりあえず向かってみる。
「旅行会社が開いてなくて券がないんだけど…」というと
「OK、わかった」と、そのまま難なく乗船。
あら、そーなの!?
打って変わって小さな船に。 |
雨が降ったせいか波が高くかなりゆれる。 |
「船はゆれる」ということをすっかり忘れていた。
動き出した途端、海独特のゆったりとした激しい揺れ。
「あ、やばい。これ私が苦手なやつだ」と思ったがもうどうしようもない。
「大丈夫大丈夫」と必死のマインドコントロールで、何とか乗り切った。
用具箱の中の品をじっとみたり、ポスターの文字を繰り返し読んで気を紛らわしていた。 |
デッキに出た夫は大波を浴びて、びしょびしょになって戻ってきた。 (が、その時点で私は気持ち悪く自分のことで精一杯だったため、完全に無視) |
地味にトルコ・チェシメに上陸。 |
新しい国に入ったときはいつもワクワクしているのだが、このときは吐き気を我慢するのに必死だった。 |
何はともあれ、トルコに無事着いた。 |
ニャ!イスラムの国トルコにはやはり猫がたくさんいた! |
■ギリシア(アテネ・ピレウス)→トルコ(チェシメ) 船移動情報
BLUE STAR PATMOS ブルースター社・1人38ユーロ ※席なし
・ピレウス港より出船(非常に広いので早めに行くのがおすすめ)
ピレウス港までは地下鉄「ピレウス駅」へ向かう
・船チケットはピレウス港周辺の旅行代理店で購入可
・19:00プレウス港(ギリシャ)→3:00着・8:30発ヒオス島(ギリシャ)→チェシメ(トルコ)
という謎のスケジュールになっている
※時期によってもっといろんな種類の船が出ていると思います
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