ウィーン西駅前の繁華街も秋の気配 |
ブダペストからバスで3時間と近いので、寄ってみたウィーン。しかし、オーストリアはもう西ヨーロッパ。街並みも落書きがほとんどなく、明るくなって、人もちゃんと働いている。なによりも物価が厳しい。
例えば地下鉄だ。ブダペストで1回の運賃が300HUF(132円)だったのが、2.2ユーロ(286円)へ。こりゃたまらんと48時間乗り放題チケット12ユーロ(1560円)を購入する。
日本に来たパッカー外国人は交通費が厳しいだろうな。観光国を目指すなら、そういうところから手を差し伸べないと。
看板もクールだ。クラフトワークを思わせるメトロの広告 |
国会議事堂らしき建物。中に入っていたらSPに追い出された |
ただし、常にケチケチしていても旅が楽しくならないので、使うところはドーンと張るのが僕らのスタイル。
夜は国立オペラ座でロンドンフィルハーモニー、しかもゲストがウィーン少年合唱団の競演を見ることに。
気になるお値段はなんと6ユーロ(780円)!! 立ち見席とはいえこの値段でお客を入れてくれるのが芸術に懐の深い国です。オペラ座は夜の社交界。服装ではじかれる可能性もあるので、精一杯のドレスアップをしたのだが……。ブダペストと変わらないね。
夕暮れのオペラ座。緊張しつつ入り口へ |
できるだけ服をキレイにしてみた嫁。メイクなし、カバン汚れあり |
ボタンを上まで閉めれば正装だと思っている僕。日本国内でもネクタイをしめるのは冠婚葬祭のみ |
オペラ座内部と終演後の様子。客席から「ブラボー」の声があった |
演目はイギリスの作曲家・ベンジャミン・ブリテンのもので、戦争レクイエムという鎮魂歌。女性ソプラノ歌手が2階から歌ったり、ウィーン少年合唱団は、姿を見せずに歌声だけ聞こえるという演出があったり、と素晴らしかった。
なによりご当地名物・ウィーン少年合唱団を生で聞けただけでも満足の一夜であった。
ちなみにウィーン少年合唱団は映画「ドラえもん のび太の太陽王伝説」の主題歌を歌っていることはあまり知られていないはず。2番の♫宿題、当番〜 の発音が良い。
■ブダペスト(ハンガリー)→ウィーン(オーストリア) バス移動情報
料金/4500HUF(1980円)
時間/約3時間 07:00発→10:15着
・ネットでカード決済をしてチケットをプリントアウトした
・曜日によって出ていない日もあるので注意
・同じ路線のユーロラインよりは安い
・乗り場はブダペストのネープリゲート長距離バスターミナルではない。すぐ近くの路上だが、地下鉄の出口に「Orage way」の看板が出ているので分かる(写真参照)
・ウィーン着はVIBターミナルかと思いきや、Stadionというなにもない地下鉄駅近くに下ろされる
■オーストリア/ウィーン安宿情報
名前:Westend City Hostelウエストランドシティホステル
住所:Fuegergasse 3 1060Vienna
電話:+43/1/597 67 29
mail: info@westendhostel.at
・8ベッドドミ・ホットシャワー、トイレ共同(ひとつの部屋にひとつある)・wifiあり・キッチンは湯を沸かす程度。電子レンジあり
・bookingでひとり16.5ユーロ(2145円)で予約
・ウィーンの宿はとにかく高い。西駅は観光名所から離れているが値段で選んだ
・最寄り駅はウィーン西駅、徒歩3分ほど
・宿から3分ほどでスーパーあり。料理ができないので、電子レンジでできるパスタを食べた
・周りにレストラン、軽食が取れる場所は多いが、高い。最寄りのケバブ屋が最安(2ユーロ)
・レセプションの人はみんな元気で英語が話せ、優しい
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