一面砂の中をベルベル人にひかれラクダで移動。 |
ラクダの横顔。かわいい。 |
サハラ砂漠でラクダに乗るため、「メルズーガ」という場所へ行ってみることにした。
人生はじめての砂漠──、いったいどんな景色が広がっているのだろう──。
妄想は広がるが、なんせお腹が痛い(→フェズ編参照)。
こんな状態でラクダに揺られることに一抹の不安を覚えつつ、
砂漠ならある意味どこでもトイレになるな、しめしめ、とほくそ笑む。
フェズからメルズーガまで、バスで約9時間(CTMの夜行で1人180DH=約2160円)。
フェズで泊まった宿(Hotel Agadir/ホテルアガディール)のオーナーが連絡しておいてくれたおかげで、
バス停留所には、北アフリカの先住民 ベルベル人の青い服をまとったスタッフが迎えに来てくれていた。
ホテルのオーナー アリさんと、砂漠ツアーにも一緒に参加したロシア人の2人。 元t.A.T.u.??って感じで美人で活発だった。 |
着いたその日はとりあえず静養。
腹痛&移動疲れもあったのですぐに眠りについたのだが、とにかく暑い!!
さらに窓からは風に舞い上げられた砂が入ってくる。
おー、これが砂漠か!眼下に広がる一面おうど色に輝く(?)世界は、
まぎれもなく人生で初めて目にするものだった。興奮っ!!
暑さがやわらいだ夕方、オーナーのお兄さんというひょうきんなおじさんが、
メルズーガ村を案内してくれた。
砂の上を裸足ですたすた歩くお兄さん。 素人は足が砂に埋まり、なかなかこうはいかない。 |
乾燥地でも育つナツメヤシ。熟した実(デーツ)は、とーーーっても甘い。砂漠での重要な食料。 |
砂に「ねこぢる」を描く夫。夫が唯一得意とする絵である。 |
側溝にはでっかいカエルがピョコピョコ。うぅ、私これだけは苦手…と思っていたら、 t.A.T.u.ことロシア人の2人は捕まえて遊んでいた。 わぉ。♪ All The Things She Said All The Things She Said ~♪ |
翌日からは1泊2日の砂漠ツアーに参加。
約1時間、ラクダに揺られながら砂漠を移動し、テント泊。
翌朝、再びラクダに乗って帰ってくるというものだ。
宿の前まで迎えにきてくらたラクダたち。 近づいても目線すら向けてくれない無関心なところがラブ! |
常に半眼。4つの胃を持つというラクダ。ゲップしながらモグモグしている。 |
先頭をいく夫、2番目が私。坂の上り下りはかなり揺れる。 |
計6頭の行列が行く。楽しい!! |
平らな場所は後ろを振り向く余裕もある。 |
同行のベルベル人。あっという間に砂山を登り、写真を撮ってくれる。 |
砂漠のど真ん中に建てられたテントに泊まる。 その間、ラクダは近くで片足を結ばれ待機。(たまにケンケンをしながら帰ってしまうことがあるらしい) |
ラクダを下り、自分の足で砂山を登る。 これがもう…、かなりしんどい…、人生で諦めたかったこと上位に食い込みました。 |
泊まったテント。中にはベッドが置かれていて、なかなか快適。 トイレはやはりその辺でご自由に、だった。 |
火をおこし、夕食を作ってくれているベルベル人。 |
夕食は、スープ、サラダ、タジン鍋2種と盛りだくさん。 広い広い空と砂漠の上で食べたタジンは、モロッコイチおいしかった(というか、それ以外はお腹壊して死んでいたわけですが、はい)。 |
夕食の後は、ベルベルソングと太鼓の演奏がはじまる。
独特のリズム──。あぁ、これがサハラ砂漠か、と旅の情緒に酔いしれているうちに
宴は盛り上がり、スペイン人女子による歌&ダンス披露会へと変わっていく…。
アイドルの歌みたいのを披露する3姉妹。と、そこに参加するお調子者ベルベル人。 |
その後はさらに、各国のダンス披露会へと移り変わり、
私たちは、私の生まれ故郷が誇る「松本ぼんぼん」を披露した。
期待したロシア勢(t.A.T.u.)が見せてくれたのは、なんと「馬跳び」!!
それ、ダンスじゃないですから!!
で、なぜかその流れを汲み、組体操がはじまる…。
一番左下は私です。 |
こうしてサハラ砂漠の長い夜は更けていった──。
翌朝、ちゃんと待っていてくれたラクダ。まわりはうんこだらけ。 私が「うんこ」って言ったら、ベルベル人が「砂漠のハシシだよ」と教えてくれた。 ひゅぅ~、砂漠ギャグぅ~。 |
夫を乗せてくれたリーダーラクダと。 ほかのラクダより体がも一回り大きく、落ち着いている。食料運び係。 |
私を乗せてくれたおとぼけラクダ(名前失念)。 6匹の中で一番ブサイクだと評判。 |
■モロッコ/メルズーガ 安宿情報
オーベルジュ ロアシス (Auberge L'oasis)住所:Hassilabiad Merzouga, 52202
・ダブルルーム、バス・トイレ付、朝・夕食付きで300DH=約3600円/部屋・泊
・予約必須。FacebookやBooking.comから可(またはフェズの宿アガディールのオーナーに頼む)
・バス乗り場までの送迎あり
・オーナーのアリさんは、英語、日本語、フランス語も堪能。とても親切
・部屋は清潔で快適(エアコン付きの部屋もあるらしい)
・朝、夕食ともおいしい
・砂漠ツアーの申込みのほか、バスチケットの手配などもしてくれる
(ラクダツアーのほか、ジープツアーや近くの村を訪ねるツアーもある)
■モロッコ/メルズーガ 砂漠ツアー情報
私たちは宿「オーベルジュ ロアシス」で申込みました。・1泊2日ラクダ乗りツアー参加で1人350DH=約4200円
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