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2013/09/12

【モロッコ/メルズーガ】サハラ砂漠でラクダに乗ったこと

一面砂の中をベルベル人にひかれラクダで移動。

ラクダの横顔。かわいい。

サハラ砂漠でラクダに乗るため、「メルズーガ」という場所へ行ってみることにした。
人生はじめての砂漠──、いったいどんな景色が広がっているのだろう──。
妄想は広がるが、なんせお腹が痛い(→フェズ編参照)。

こんな状態でラクダに揺られることに一抹の不安を覚えつつ、
砂漠ならある意味どこでもトイレになるな、しめしめ、とほくそ笑む。

フェズからメルズーガまで、バスで約9時間(CTMの夜行で1人180DH=約2160円)。
フェズで泊まった宿(Hotel Agadir/ホテルアガディール)のオーナーが連絡しておいてくれたおかげで、
バス停留所には、北アフリカの先住民 ベルベル人の青い服をまとったスタッフが迎えに来てくれていた。

ホテルのオーナー アリさんと、砂漠ツアーにも一緒に参加したロシア人の2人。
元t.A.T.u.??って感じで美人で活発だった。

着いたその日はとりあえず静養。
腹痛&移動疲れもあったのですぐに眠りについたのだが、とにかく暑い!!
さらに窓からは風に舞い上げられた砂が入ってくる。
おー、これが砂漠か!眼下に広がる一面おうど色に輝く(?)世界は、
まぎれもなく人生で初めて目にするものだった。興奮っ!!

暑さがやわらいだ夕方、オーナーのお兄さんというひょうきんなおじさんが、
メルズーガ村を案内してくれた。

砂の上を裸足ですたすた歩くお兄さん。
素人は足が砂に埋まり、なかなかこうはいかない。

乾燥地でも育つナツメヤシ。熟した実(デーツ)は、とーーーっても甘い。砂漠での重要な食料。

砂に「ねこぢる」を描く夫。夫が唯一得意とする絵である。

側溝にはでっかいカエルがピョコピョコ。うぅ、私これだけは苦手…と思っていたら、
t.A.T.u.ことロシア人の2人は捕まえて遊んでいた。
わぉ。♪ All The Things She Said  All The Things She Said ~♪

翌日からは1泊2日の砂漠ツアーに参加。
約1時間、ラクダに揺られながら砂漠を移動し、テント泊。
翌朝、再びラクダに乗って帰ってくるというものだ。

宿の前まで迎えにきてくらたラクダたち。
近づいても目線すら向けてくれない無関心なところがラブ!

常に半眼。4つの胃を持つというラクダ。ゲップしながらモグモグしている。

先頭をいく夫、2番目が私。坂の上り下りはかなり揺れる。

計6頭の行列が行く。楽しい!!

平らな場所は後ろを振り向く余裕もある。

同行のベルベル人。あっという間に砂山を登り、写真を撮ってくれる。

砂漠のど真ん中に建てられたテントに泊まる。
その間、ラクダは近くで片足を結ばれ待機。(たまにケンケンをしながら帰ってしまうことがあるらしい)

ラクダを下り、自分の足で砂山を登る。
これがもう…、かなりしんどい…、人生で諦めたかったこと上位に食い込みました。

泊まったテント。中にはベッドが置かれていて、なかなか快適。
トイレはやはりその辺でご自由に、だった。

火をおこし、夕食を作ってくれているベルベル人。

夕食は、スープ、サラダ、タジン鍋2種と盛りだくさん。
広い広い空と砂漠の上で食べたタジンは、モロッコイチおいしかった(というか、それ以外はお腹壊して死んでいたわけですが、はい)。

夕食の後は、ベルベルソングと太鼓の演奏がはじまる。
独特のリズム──。あぁ、これがサハラ砂漠か、と旅の情緒に酔いしれているうちに
宴は盛り上がり、スペイン人女子による歌&ダンス披露会へと変わっていく…。

アイドルの歌みたいのを披露する3姉妹。と、そこに参加するお調子者ベルベル人。

その後はさらに、各国のダンス披露会へと移り変わり、
私たちは、私の生まれ故郷が誇る「松本ぼんぼん」を披露した。

期待したロシア勢(t.A.T.u.)が見せてくれたのは、なんと「馬跳び」!!
それ、ダンスじゃないですから!!

で、なぜかその流れを汲み、組体操がはじまる…。

一番左下は私です。

こうしてサハラ砂漠の長い夜は更けていった──。

翌朝、ちゃんと待っていてくれたラクダ。まわりはうんこだらけ。
私が「うんこ」って言ったら、ベルベル人が「砂漠のハシシだよ」と教えてくれた。
ひゅぅ~、砂漠ギャグぅ~。

夫を乗せてくれたリーダーラクダと。
ほかのラクダより体がも一回り大きく、落ち着いている。食料運び係。

私を乗せてくれたおとぼけラクダ(名前失念)。
6匹の中で一番ブサイクだと評判。

■モロッコ/メルズーガ 安宿情報

オーベルジュ ロアシス (Auberge L'oasis)
住所:Hassilabiad Merzouga, 52202

・ダブルルーム、バス・トイレ付、朝・夕食付きで300DH=約3600円/部屋・泊
・予約必須。FacebookやBooking.comから可(またはフェズの宿アガディールのオーナーに頼む)
・バス乗り場までの送迎あり
・オーナーのアリさんは、英語、日本語、フランス語も堪能。とても親切
・部屋は清潔で快適(エアコン付きの部屋もあるらしい)
・朝、夕食ともおいしい
・砂漠ツアーの申込みのほか、バスチケットの手配などもしてくれる
 (ラクダツアーのほか、ジープツアーや近くの村を訪ねるツアーもある)

■モロッコ/メルズーガ 砂漠ツアー情報

私たちは宿「オーベルジュ ロアシス」で申込みました。
・1泊2日ラクダ乗りツアー参加で1人350DH=約4200円

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