旅の途中で人をお見送りするのは…、さみしいものですね。
もうしばらくマダガスカルに滞在する私たち2人は、
首都アンタナナリボから車で3時間ほどの「アンツィラベ」へ向かった。
ここを目指した理由は、ずばり硫黄泉の温泉に入ること!!
まさかマダガスカルに温泉があるとは知らなかった。
どんなところかわからないけど、とりあえず行ってみよう。
悪名高きタクシーブルースに揺られること約3時間。1シートに大人4~5人がぎゅうぎゅう詰め。 (2人で20,000Ar=約900円) |
アンツィラベではプスプスと呼ばれる人力リヤカーが人々の足になっている。 「近くを散歩するだけだから乗らないよ」と言っても「次乗ってね」と人懐っこい笑顔のおじさんたち。 多少しつこくても嫌な気がしないのは、田舎町独特ののんびりした空気のせいか。 背中に数字が入っているTシャツが流行。 ※とはいえアンツィラベはマダガスカル第3の都市です。 |
アンツィラベは歩いているだけ楽しい出会いのある街だった。
昼間から地元客でにぎわう飲み屋、日曜雑貨から肉・魚に至るまでなんでも揃う活気ある市場、それに温泉…、
あぁ、私の大好きなものばかり並んでいる!!!俄然テンションがあがる!
ラブ、アンツィラベ。
飲み屋の店員家族。瓶ビール1本、2000Ar=約90円。 |
さらに別の飲み屋のおじさんとダンシィング!! |
市場にて麺をすする。 |
市場で出会った兄弟。はにかんだ笑顔がやさしくてかわいい。 |
サンタもいる。 |
サッカーのボードゲームに熱中する、それなりにいい年の男たち。 |
そして温泉へ。
温泉といってもやはり日本のそれとは違い、入浴時間は「20分」と決まっている。
浴場は共用ではなく、個室形式だ。
温泉はケガや病気の療養にも利用されているようで、施設内はどこか病院のよう。 |
私たちは2人で大きな風呂場へ案内された。 |
個室内には大きな浴槽がデーンと置いてあり、おばちゃんが蛇口をひねってお湯をためてくれる。
お湯をためている間に「さぁ、裸になりなさい」と促され、しばしすっぽんぽんで待機。
お湯がたまったところで「どうぞ」と言われ中に入り、あとの20分間は自由に入浴ができる。
特に洗い場のような場所はなく、よくわからないまま「えいやっ!」と風呂の中で体をゴシゴシ。
急げ急げっ!
ややにごっていて硫黄臭のするぬるめのお湯。四方から心細い泡が出るジャグジータイプ。 |
お風呂のあとはマッサージへ。
慌しく服を着て、マッサージルームに移動すると、またおばちゃんに「さ、服を脱いで」と言われる。
「えぇーー、なんかお茶を運ぶ男の人が行き来してるんですけど…」と思いつついさぎよく脱ぐ。
「パンツも脱ぎましょうか?」と聞くと、「それは結構よ」と言われベッドの上へ。
「さぁひとつ、もみもみ頼むよ」と夫。いきなり仰向けで待機。 |
私にはおばちゃん、夫にはお兄さんがそれぞれ付いて、同時に30分間のマッサージスタート!
オイルを使い、足の先から頭のてっぺんまで徹底的にもみほぐしてくれた。きもちいい!
後半は仰向けになり、完全におっぱいペロン。パンツはオイルまみれで続行。
おばちゃんは私の頭側に立ち、ぐぐっと腕を伸ばしてくるので、
自然と私の顔はおばちゃんの巨乳に何度も埋もれることになる。
そんな体験もできる素敵な場所でした!
※このオイルは流してくれないのでホテルに戻ってから急いでシャワーへGO!だ。
楽しかったアンツィラベの旅もあっという間だった。
この街、かなり大好き。
もう一度マダガスカルに来たい、と強く思う私であった。
■マダガスカル温泉情報
入浴料(2人・20分) 9,000Ar(約405円)マッサージ(1人・30分) 6,000Ar(約270円)
シャンプーや石けんはないので要持参。
バスタオルあり。
■マダガスカル・アンツィラベ 安宿情報
オテル・ハシナ(Hotel Hasina)B.P.15Ave.Jean Ralaimongo
・ダブル、トイレ・ホットシャワーで37,500Ar(約1,688円)
・清潔で快適。湯量も文句なし
・周辺にレストランや店もあり便利(ただし日曜はほぼすべて閉まる)
・レセプションは英語が通じる
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