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2013/07/21

【タンザニア→ケニア→マダガスカル】 旅に付き物の弾丸移動

「 旅とはただ単純に移動が連続することなのか」。そんなことを考えたりもする

旅をしていると楽しい移動と苦しい移動がある。

楽しい移動とは、明確な目的地があり、快適な乗り物でするもの。例えば、サファリに向かうのに、ツーリストバスやタクシーや飛行機なら、自分の空間があり、車窓の風景を眺め、リラックスして移動できる。

後者は、仕方なくする移動だ。
旅を続けるためにどうしても危険な場所を通らなければいけないこともある。
しかも、狭いバスや乗り合いトラックに押し込められ、盗難の可能性に脅かされ、早く終わってくれと願うもの……。
できることなら、僕らは犯罪都市・ダルエスサラーム、ナイロビなんかは、通りたくないのだ。

今回の移動は、単純に楽園・ザンジバルから次の目的地・マダガスカルに行きたいのに、仕方なくいろんな街を通る“移動のための移動”だった。


【ストーンタウンーモシ 1日移動(タンザニア)】
まず、ザンジバル島から、ダルエスサラームに向かう。

タンザニアにどんな誇りがあるというのか。旅したものなら、思わず突っ込みたくなる

いきなりAMZAというフェリー会社のチケットの値段が行きと帰りで違い、困惑した。

定価である外貨の35USドルは同じなのに、両替のレートが違う。ダルエスサラーム側で買うと56000TSH。ザンジバル側だと60000TSH(3600円)。公式の窓口で買ったので、ボラれてはいないと思うが、納得がいかない。

朝の7時にザンジバルを出た船は8時半にダルエスサラームに着いた。
港を歩くと、大勢の客引きが腕を掴まんばかりの勢いで来る。港にいるタクシーは、質が悪いので、僕らは高級ホテルのレセプションにタクシーを呼んでもらった。

ダルエスサラームのンボンゴバスターミナルまで17000TSH(1020円)。

ンボンゴバスターミナルでも怪しげな客引きがすごい。直接バスに行ってドライバーか切符売りから買うのが正解だ。

輩が集うバスターミナル。話しかけてくる奴は無視するに限る

行きに乗ってきた超快適なDAR EXPRESS(ダルエクスプレス)は9時50分の時点ではもうなく、早く発車しそうなFresh Coachというバスに乗り込んだ。(23000TSH 公式のチケット売りババアに追加で荷物代5000TSHを請求されたので「乗客全員払ってるなら、払ってやる」と言うと引き下がった)

バスが止まりそうになると、物売りがすごい勢いで走ってくる。素晴らしい身体能力だ

トラブルのおかげでいい夕日が見れた

このバスが最悪だった。本来モシまでは8時間〜10時間で着くはずなのだが、途中でバスの下の板が外れたらしく、飲み屋しかない小さな街で溶接工事を始めたのだ……。

部品の溶接が始まった。用意はいいが、それなら整備をしっかりするべきでは

モシに着いたのは夜の11時半。12時間以上の移動だ。一度来た街でなかったら、きっとバス停で朝を待つことになっていただろう。なんとか徒歩5分のKilimanjaro BackPackersに投宿した。

【モシーナイロビ(タンザニア→ケニア)】
一日静養日を作り、モシーナイロビ間は安全で快適なツーリストバス(River Side社)を手配した。

このバスは、モシの安宿まで迎えにきてくれて、アルーシャでバスを乗り換え、そのままナイロビ空港でおろしてくれる。これで30USドル。ナイロビ市内から空港へのタクシー代を考えるとかなり安い。

安心で時間も読めるツーリストバス。残念ながら物売りは寄ってこない

7月18日の14時にナイロビ空港に着いたが、僕らのフライトは19日、朝の8時半。18時間の待ち時間を空港で過ごすことにした。一泊のホテル代、空港までの往復交通費、そしてナイロビの治安を考えるとこの方が都合が良かったのだ。

しかし、荷物があるためチェックインもできず、3軒のレストラン以外、Wifiもないナイロビ空港泊は、かなりのつらさであった。(チェックイン後、イミグレを通るとターミナル6付近に無料Wifiあり)

空港では飛行機を眺めるぐらいしかやることがない。手持ちの『探偵ナイトスクープ』動画は最高の娯楽だった


ひと気のない空港は少し怖い。だが、僕はトイレの管理人と仲良くなり「朝8時まで仕事だよ……」というグチの聞き役となった

【ナイロビーアンタナナリボ(ケニア→マダガスカル)】
ケニアエアウェイズは約2時間半の遅延。やっと11時にナイロビを飛び立った。窓側の右の方からは、キリマンジャロが見えるようだ。

往復で10万円という高価なフライトだが、3時間ほどであっけなくマダガスカルに到着したのだった。

おとぎの国のようなマダガスカルの町並み

この最高の島は次回のブログでお届けします!! ブログでは、楽しい旅の話ばかりだが、たまにはこんな地味な裏話もどうでしょうか?

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