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2013/07/23

【マダガスカル/キリンディ】この愛くるしいキツネザルはサルなのか?

「はっ、何でしょうか1?」とカメラ目線のクロキツネザル。

インド洋に浮かぶマダガスカル。
「名前は聞いたことあるけど何があるの?」と必ず問われるこの島で
急遽、妹と合流することになった。

久々の再開に胸を弾ませつつ、「ちゃんとバンコクで乗換えできたかな」など
自分たちのこと以上に心配しながら空港でお出迎え。
スルメ、せんべい、梅干など、すばらしい救援物資とともに妹がやってきた!

いつもの機内自分たち撮り+妹

マダガスカルの首都「アンタナナリボ」から最初に目指したのは
西部に位置する「ムルンダヴァ」と「キリンディー」。

マダガスカルの面積は日本の1.6倍。
思っている以上に広いのだが、交通網がとにかく整っていない…。
タクシーブルースと呼ばれる乗り合い自動車があるが、
人をぎゅうぎゅうに押し込んでひたすら悪路を行くという恐ろしいもの…。
やたら時間がかかる上、最近では度々強盗に襲われるそう…。

夜の走行を避けるとムルンダヴァまで行くのに2日かかってしまう。うぅー、ボツ。
今回、妹がマダガスカルにいられる時間は6日間。弾丸旅行なのだ。

で、どうするかというと飛行機(マダガスカル航空)に乗ることになる。
1時間足らずのフライトで、1人往復約6万円!!絶叫価格である。
利用者が少ないのでひたすら航空代が高騰するという悪循環。
マダガスカル、とーーーっても楽しい国なのにこのあたりに難ありですな。

さて、ムルンダヴァ。
ここを目指した理由は、「キツネザル」と「バオバブの木」を見るため。
いずれもマダガスカルにだけ生息する動物と植物だ。

キツネザルを見に向かったのは、ムルンダヴァから北東約60キロにある「キリンディー森林保護区」。
マダガスカル固有のサルや鳥、カメレオンなどが多く生息しているらしい。

キリンディーまでの行き来はタクシーをチャーター。
近くの宿「ブーゲンビリヤ」のレセプションにて申込み。
2日間、キリンディーまでの往復&バオバブ並木行き含めて340,000Ar(約15,300円)。
シャイでやさしいタクシー運転手さんと。

アフリカのサファリは車に乗って周るのが主流だが(肉食獣がいるので当然か)、
キリンディは森の中を歩いて周り、野生の動物を発見しながら観察するのが特徴。

夜行性の動物を見るため、1泊2日でバンガローに泊まり、
「ナイトサファリ」と「モーニングサファリ」を堪能した。
(入場料25,000Ar/人・ナイトサファリガイド30,000Ar/回・デーサファリガイド20,000Ar/回)

感想はずばり、「ちょっと何なのぉ~この動物ぅ。アホっぽくて超かわいいんですけどぉ~」です。

ヘッドライトを装着して森の中へ。
真っ暗闇の中からガイドが動物たちを見つける見つける。なぜ見える!??

森の中はひそひそと声を潜ませて。
「あそこにレミュールがいるよ」とガイドが懐中電灯を当てて教えてくれる。なぜ見える!??

目がまん丸!

とっても小さいピグミーネズミキビトキツネザル。
逃げないのが不思議だったが、実はまぶしくて動けないらしい。か、かわいすぎる!

手の平サイズの何か。かわいい。
葉っぱがカサッという小さな音だけでガイドさんが発見。すごい。

翌朝早く目覚めた妹がバンガローの近くで見つけた動物。犬のような…!?
聞くとマダガスカルに生息する最大の肉食動物で、食物連鎖の頂点に立つ「フォッサ」とのこと。
人間も牛も食べるという。見られるのは珍しいことらしいが、お、恐ろしい…。

朝のサファリではベローシファカをたくさん見ることができた。
枝から枝へ軽快にジャンプ!かなりかわいい。

集団でひたすら木の実を食べ続けるキツネザル。

そろりそろり歩いてるつもりみたいだけど…。
大家族で近づいてくるサルたち。

いずれも今まで見たことのない珍しい動物をしっかり満喫。
キツネザル、といっても彼らはキツネではなく歴としたサルの仲間。
でもどこかサルにタヌキを足したような、丸くてまぬけで愛くるしい彼らにすっかりはまってしまった。
枝にぎゅっと抱きついている手と、何も考えてなさそうな丸い目が最高です。

こりゃまた日本ではやっちゃいますよ、キツネザル。
流行に敏感なあなたは、要チェキラ!!

キリンディー森林保護区・宿情報

・3人で泊まったバンガロー:電気、ベッド、トイレ、シャワーあり 90,000Ar(約4,050円)
・キリンディー保護区で泊まれる施設はここのみ(私たちは宿もブーゲンビリヤで予約してもらった)
・レストラン併設(やや高いので節約したい場合は要持込)



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